おすすめジャズバイオリニスト紹介 vol.3

おすすめジャズバイオリニスト紹介は、
2年前に第1回、2回をやっていて、
当時はジプシージャズをやっているバイオリニスト中心に雑に紹介してきました。

あれから2年、好みもさまざまに変化してきたので、
現在最も聞いてるジャズバイオリニスト、
おすすめアルバムの紹介をしたいと思います。

※ジプシージャズをやってる人もいるけど、今回はあえてジャズバイオリニストと紹介させて頂きます!



※過去の紹介はこちら



さて、1人目はベルギーの若き逸材

Alexandre Cavaliere 

まじで日本来てほしい。
というかまた近々会いに行く😍
超ラブリー。愛。
Alexandreさんといえばこの動画のイメージが強くて、Didierとやってたあの男の子と思っていたところ、オランダのGrappelli Django Campに来ることが分かり、下調べ中にどハマり、現地で直接お会いしてレッスンやセッションを通して、今や私の中でナンバーワンオンリーワン押しプレイヤー(表現の癖)に。
こんなジプシージャズをやるプレイヤーがいるんだという驚き、いくらでもふざけて楽しんでプレイヤー同士のリスペクト、コミュニケーション、ジャズ、ジャズバイオリンの奥の深さ、楽しさをひしひしと感じました。

まじ日本来て。


最新アルバム
Tribute to Didier Lockwood
Manouche Moderne
Rebounce 


絶対聞くべき。😌



そして次に紹介するのは

Jean-Luc Ponty

2023年上半期は多分この人しか聴いてなかったと言っても過言ではない。
このライブ動画は無料で見ちゃって良いんか
というようなお宝映像で、Pastoral Harmony の入りのところは魂震えました😢
Pontyの良さはもちろんのこと、
他のバンドメンバーが本当に素晴らしくて、
Pontyとベース、ドラムのやりとりがそこかしこにあって、お互いのリスペクトがあって
やり取りを受けてPontyも楽しそうにプレーする、そんな場面がたくさん。
そのうち削除されるのでは?と心配しているけど、お宝映像がYouTubeたくさんあるのでどれもおすすめ。

Pontyの初アルバム

JAZZ LONG PLAYING 

もうこれは繰り返しコピーしたし
譜面起こしてコピーをライブでやってもらったりw
1964年にこんなプレーする人がいたとは…



そして、最近、教えてもらった

D-Stringz


このメンバーのライブ映像は見てて、
アルバム聴くよりもライブで起こるちょっとしたハプニングや映像で見れるやり取りが大好きでしたが、
このアルバムはめちゃくちゃクリエイティブだし、その場のやり取りがあるし、
プレイヤーの吐息音に乗ってたりしていて、
アルバムだからこそ味わえる幸福感があって
最高でした。

現在81歳とのこと、今や半年に1回くらいライブ?ワークショップ?のみしかやっていないようだけど

絶対に会いに行く。



そして次

Costel Nitescu

あれ、まだこの人紹介してなかったっけ?あれ…?
この方も私がジプシージャズにハマっていく過程でめちゃくちゃ影響をもらった人の1人。

2005年にリリースされたTchavoloとのアルバムは鬼のように手書きでコピーした記憶があり、私のプレーにもかなりの影響(今も受けている気がする)がありました。

別のリーダーがいるバンドでむちゃくちゃ良いプレーしてる、というイメージが強かったのですが、
去年2023年、新しいアルバム

Entre amis

をリリース。
2023年はほぼPonty様とAlexandre様
しか聴いておらず、ちょっと聴きこぼしてたなと軽く反省するくらい良いアルバム。

Tchavoloとのアルバムから20年、
空白の20年間(てか私が聴いていなかっただけだけど)、こんな素晴らしいレジェンドでも成長していて、明らかに見る先が(方向性)が違ってきている。

ついついFlorin Noculescuと間違えてしまう
(名前も顔も似てない?www失礼ww)
のもあって、え、ほんとに同じ人?っという変化。

当時の良さもありつつ、確実に変化があって
進化を続けている。
この人も実際に会って聴いてみたい人の1人。


最後に

Stuff Smith

補足みたいな説明をして良いプレイヤーじゃないと思うけど、今回は少しだけ。

5年前クラシック音楽しかやってなかった時代から突然ジャズやりたい!と思い立って、
色んな人のプレーを聞いてみた時、

Stuff Smithそんなに好きじゃなかった。

だけど、今このスイング感、音の発音、
そしてバンドメンバーのプレーや、バンドメンバーとのやりとり、

今めっちゃ好き。


色々と聞いていき、自分でもやってみて、
見えない壁や、登れない山を見ていく上で
好みや考え方がめちゃくちゃ変化したここ2年。

自分の好き、嫌い(嫌いも重要)をはっきり
させることで、より自分の意思、意図を
反映させたプレーができるようになるのかなと思います。

また、例えば

Alexandre様からはDidier, 

Regina CarterからはStuff Smith

(絶対もっといるけどね)

あのプレイヤーからは、あの人のエッセンスを感じるなぁというのを、感じたり、今まで感じなかったことを感じるようになったりする楽しみ(ちょっと何言ってるかわからない)

周囲のプレイヤーからも
「うわぁDidierみ感じる、やってんなぁ」みたいなことがわかったりする楽しみ。

そういうのあると思うんです。

もうこれは愛。

良いプレーを聞いたり、
さらにはそれを真似してみる

推し活。

私の異常な推し活にちょっとでも共感した方がいたら教えてください、推し仲間も欲しいですw

というわけで以上で終わり。
例の如くプレイヤーの詳細は何一つ書いてないので、気になる人は調べてみて下さい。

また好きなプレイヤーができたら各種SNSで呟いたり、第4弾やるかも?(何年後?)
ぜひフォローくださいませ🙏

坪内佑美

ジャズバイオリニスト 坪内佑美のホームページです。 ジプシージャズ、好きなアーティスト紹介、ライブやセッション、セミナー等のお知らせをしています。

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